Session 1 教育研修施設リポート
時計台記念病院 形成外科 ・・・・・・・・ 桑原広昌
函館中央病院 形成外科 ・・・・・・・・・ 木村 中
旭川厚生病院 形成外科 ・・・・・・・・・ 七戸龍司
Session 2 院生研究発表
免疫バランスで捉えるケロイド環境
大学院4年 村尾尚規
顔面神経麻痺による神経信号入力変化をRNAで捉える
〜顔面表情筋mRNA発現の定量的評価〜
大学院4年 蕨 雄大
ケロイド治療への新たな視点 〜皮膚に対する抗線維化薬の応用〜
大学院3年 池田正起
ヒアルロン酸修飾インターフェロンβ徐放剤の開発
大学院3年 山尾 健
唇顎口蓋裂治療における再生医療
〜機能性scaffoldを応用した顎裂再建〜
大学院2年 皆川知広 |
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Session 3 特別セミナー
「新天地での足跡」
乳房再建の標準化をめざして
がん研有明病院 形成外科 矢島和宜
Hartrampfが腹部皮弁を用いた自家組織乳房再建を報告して以来約30年がたち、種々の術式の工夫が報告されましたが、現在でもなお、乳房形態の個体差に順応できる安定した術式の確立には至っておりません。
術式標準化の意義は、高い整容結果によりもたらされる患者の幸せを、時代をこえて普遍的なものにすることにあると考えておりますが、その具現化のためには、「どのような患者でも」あるいは、「どの術者が治療しても」安定した結果を得られる「具体的な新しいコンセプトの提案」が重要です。この点をふまえ、癌研移籍以降工夫を重ねてきた点について簡単にご報告したいと思います。
がん専門施設での仕事
国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 医長 堤田 新
皮膚がんを専門としてきた私は、2009年3月に北大形成外科を卒業し、埼玉医科大学国際医療センター包括的がんセンター皮膚腫瘍科を経て、2011年4月から現在の病院に勤務しています。つまり新天地はがん専門施設です。いまだ足跡といえるほどの実績はありませんが、本講演では現在の活動状況を報告させていただきます。
他大学の教授になるということ
筑波大学医学医療系 形成外科 教授 関堂 充
演者は1988年に北海道大学医学部を卒業し、北海道大学形成外科に入局、以後北海道大学関連にて働いていたが、卒後20年の2008年に筑波大学形成外科の教授として赴任した。筑波大学形成外科は1976年より診療開始した国立大学の形成外科では有数の歴史ある教室である。演者は3代目の教授となったわけであるが大学の校風、教室の文化など多くの違いを経験した。後輩の諸先生のこれからの飛躍に役に立つことができれば幸いである。 |