老いに負けるな
〜 たるみも手術で改善 〜
「老い」とは、年をとることにより身体のいろいろな場所が衰えていくことです。まぶた、ほっぺた、おっぱいも年をとっていきます。
上まぶたが年をとると、垂れ下がって目を開けにくくなります(眼瞼下垂症)。周りが見えにくくなり、まゆ毛を上げてものを見る癖がついて、おでこのしわも深くなります。下まぶたが年をとると、目の下の脂肪がふくらみ、そのまわりのしわが目立つようになります。
ほっぺたが年をとると、顔の筋肉がゆるんできて、皮膚が垂れ下がることで鼻から口、そしてあごから首のまわりのしわが増えてきます。顔や首のしわが目立つと、その方の印象がとても老けて見えます。
おっぱいが年をとると、乳腺の張りがなくなり、全体的に垂れてきて、乳首の位置が下がってきます。大きなおっぱいの方は、とても重く感じて肩こりが強くなり、おっぱいの裏にただれができる人もいます。
おなかも年をとることで、筋肉や脂肪が張りを失って垂れてきやすく、日常の運動に支障をきたすことがあります。
脳(記憶や思考)、目、心臓、血管、胃・腸、排尿・排便、腰やひざの関節などの働きが年齢とともに弱まり、病気になると、それぞれの診療科の医師に治療してもらいます。それと同じように、まぶた、ほっぺた、おっぱい、おなかが垂れてきても「年だからしかたがない」とあきらめることはありません。ぜひ形成外科医に相談してください。適切な形成外科手術によりとても改善します。
最近ではアンチエイジング(抗加齢)医療が注目を集めていますが、形成外科は、その外科部門を担っています。見た目の老いに負けず、若々しい容姿で、生活を送ってください。
(山本有平)
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