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なるほど!形成外科(4)

できもの・あざの治し方
〜 最良の方法できれいに 〜

 皮膚にできものができたら、近くの皮膚科を受診されると思います。でも最近では、多くの皮膚科の医師が切ること、つまり手術が必要な皮膚のできものの治療は、形成外科医に依頼しています。
 皮膚を縫う特別な技術を持つ形成外科医は傷をきれいに治すプロフェッショナルです。切ることが必要な皮膚のできものは形成外科で治療することできれいに治ります。一方、にきびや皮膚炎などたくさんの小さなできものができる病気は、薬で治したほうが良い場合が多く、形成外科医が信頼できる皮膚科の医師を紹介します。
 ここで注意することは、"悪いできもの"である皮膚がんです。急に大きくなり、血が出やすいおできは、がんの可能性があると言われますが、一見して判断のつかないものもあります。心配なできものであれば、経験豊富な医師がいる病院の形成外科か皮膚科を受診することを勧めます。
 あざには赤あざ、黒あざ、茶あざ、青あざなどいろいろな色のものがあります。赤あざは血管がたくさん集まることで、できます。ほくろ、黒あざ、茶あざ、青あざは黒い色素を含んだ細胞が集まって、できています。その色素が皮膚の浅いところに多くあれば黒く、深くなるにしたがって茶色、青色に見えます。
 小さいものであれば、形成外科手術できれいに取り除くことができます。手術以外の治し方では、それぞれに効果のあるレーザーを当てることにより良くなりますので、レーザー治療の専門外来を持つ形成外科や皮膚科で治しましょう。
 皮膚のできものやあざで悩んでいたら、形成外科医に相談してください。最も良い方法を選んで、きれいに、早く、そして安全に治します。(山本有平)

イラスト・前橋康博

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