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日本形成外科学会専門医

日本形成外科学会は,形成外科医として幅広い知識と十分な能力をもつ医師を認定する「専門医制度」を設けています。
北海道大学形成外科の臨床研修では、症例数やその内容において専門医を取得するのに十分な経験と技術を得ることが出来ます。
以下に専門医資格取得に関する規約の要点を示します。

 

申請資格(4項目)

平成18年4月改定

1)

6年以上日本国医師免許証を有するもの

2)

臨床研修2年の後、資格を有する研修施設において4年以上形成外科研修を行うこと
4年以上ひきつづいて日本形成外科学会正会員であること

3)

以下に定める研修を終了したもの

1.

研修期間(※1)
  形成外科研修は4年以上とする。義務化された臨床研修期間中の形成外科研修は含まない(第98回医師国家試験合格者以降に適用)。

※1
大学院生,研究生などの研修期間に関しては,週3日以上形成外科の臨床研修に携わったものはフルカウント、3日未満1日以上の臨床研修を行ったものは,その年限の半分をカウントする。

2.

研修施設
  形成外科研修については,学会が認定した研修施設,あるいはこれと同等以上と認めた国外の施設とする。その他の臨床研修については,厚生労働省の定める臨床研修指定病院,またはこれに準ずる病院とする。

3.

以下に定める研修記録を有するもの
1. 申請者の受け持った患者で直接手術に関与した60症例の症例一覧表(※2)
2. 申請者が術者として手術を行った10症例についての所定の病歴要約(※2)
3. 10症例60症例にはそれぞれ以下の11項目中8項目以上を含まねばならない。(※3)
(1)新鮮熱傷(全身管理を要する非手術例を含む)
(2)顔面骨骨折および顔面軟部組織損傷
(3)唇裂・口蓋裂
(4)手,足の先天異常,外傷
(5)その他の先天異常
(6)母斑,血管腫,良性腫瘍
(7)悪性腫瘍およびそれに関連する再建
(8)瘢痕,瘢痕拘縮,ケロイド
(9)褥瘡,難治性潰瘍
(10)美容外科
(11)その他

※2
10症例,60症例は,認定施設あるいは教育関連施設で行った症例に限る。

※3
同一症例の同一部位は,1項目としてのみ適用される。同一症例の同一部位は,一人の研修者の記録としてのみ適用される。同一症例であっても,疾患,部位が異なる場合は,この限りではない。
 

4)

日本形成外科学会主催の講習会(※4)の受講証明書を4枚以上有すること

※4
学術研修会あるいはインストラクショナル・コース
 

専門医認定の方法

1)

提出書類

1.
2.
3.
4.
5.
6.

認定申請書ならびに所定の審査料
日本国医師免許証の写し
履歴書および業績
研修病院在籍証明書またはこれに代わるもの(※5)
研修記録(※6)
日本形成外科学会主催の講習会(※7)の受講証明書4枚以上

※5
認定施設の長が異動あるいは不測の理由で証明できない場合,病院長あるいは後任者が一括して研修期間を認定することができる。
※6
10症例、60症例
※7
学術研修会あるいはインストラクショナル・コース

2)

認定審査

1.

資格審査:申請資格を充足しているか否かを提出書類を基に審査する。

2.

試験審査:資格審査合格の者に対し以下の試験審査を行う。
(1)形成外科的一般知識に関する筆記試験を行う。
(2)主に申請者の研修記録について口頭試問を行う。

3)

専門医資格の更新
専門医は6年毎に専門医資格を更新しなければならない。